2月3日(土)三沢市公会堂において
「第7回上十三地区障がい者就労支援セミナー」を開催しました。
午前の部の講師は、むつ総合病院 小児神経科部長 てんかん専門医指導医の小出 信雄 氏
「てんかんと就労」~知っているようで実はよく知らないてんかんとは~
と題してご講演頂きました。
・てんかんは、子どもと高齢者の病気であること
・てんかんは薬による治療が中心であること
・約70%の人は薬で発作を抑えられること
・主治医の診断において運転免許が許可されること
また発作の時、どう対応すればいいのか?
患者を支える社会資源やネットワークについて
わかりやすくお話してくださいました。
もしもけいれん発作の人に出会ったら「口にタオルなど何も入れない」ことだそうです。
「発作以外は普通の人」
周りの人の理解が大切だとおっしゃっていました。
午後の部の講師は、株式会社アップルファーム 代表取締役 渡部 哲也 氏
「障がい者と共に新しい未来をつくる」~障がい特性を社会で生かす方法とは~
と題してご講演頂きました。
渡部氏は、仙台市にあるレストラン「六丁目農園」を経営している方です。
グループ全体で70名以上の障がいのある方を雇用しています。
・家庭、学校、施設、社会、全ては環境次第であること
・目標とする人がいれば、マネをして仕事を覚える
・手段と目的の明確化
・障がい者雇用が上手くいかない理由など
「ずっとここで働きたいと言われる会社を目指して」
渡部氏の体験・経験をもとにお話ししてくださいました。
講演終了後、30分という短い時間でしたが
良い話だけで終わっては意味がないと
フリートークの時間も設けてくださいました。
とても貴重なお話をしていただきました。
できればもっとたくさんの雇用主、企業関係の方に聞いてもらいたかったです。